古代バイメタル剣の内部構造判明 岡山・オリエント美術館所蔵(山陽新聞デジタル) [ニュース]

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 岡山市立オリエント美術館(同市北区天神町)などは16日、高輝度光科学研究センター(兵庫県佐用町)の大型放射光施設「スプリング8」を使い、古代イランのバイメタル剣を分析したと発表した。当時の新素材である鉄の剣身に、旧来の加工技術を用いて青銅製の柄を付けた内部構造が判明。「青銅器から鉄器文化への移行過程を知る重要な手がかり」としている。

スプリング8を用いて柄内部を解析したCG画像。赤色が鉄剣の根元、緑部分は青銅の柄=岡山市立オリエント美術館提供

 バイメタル剣は鉄器時代初期の紀元前10世紀ごろ、カスピ海沿岸を中心にイラン北部で流通したとみられる。調査では同館収蔵の10点を含む34点について、柄の部分をスプリング8の高性能CTで撮影し、内部を3次元CGで浮かび上がらせた。

 内部画像では、鉄剣の根元が隙間なく青銅で包み込まれており、事前に作った剣を鋳型に差し込み、溶けた青銅を流し込んで柄を形成した製法が判明。柄を装飾するため鉄よりも融点の低い青銅を利用したとみられる。

 同館の四角隆二学芸員によると、柄に鋳銅を用いる技法は青銅器時代末期に実用化されており、「鉄製品にも応用された」という。通説では鉄の登場は社会に革新的な変化をもたらしたとされるが、「既存の技術に取り込まれながら、数世紀かけて緩やかに変化したのでは」と推測する。

 西アジアは世界で最も早く鉄を使用した地域とされるが、その始まりと拡散については謎も多い。金属器内部を非破壊で解析できたことにより、研究の進展が期待されるという。

 また、同館収蔵のバイメタル剣については、2001年の研究で鉄製の芯を持つ「青銅剣」とされたが、今回の調査で鍔(つば)の付近に後世の加工痕を確認。元々は鉄剣で、剣身が腐食して出土したため、古美術市場で青銅の剣身に付け替えられたものである可能性が高まった。




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