ホワイトタイガー 色の謎解明 [ニュース]

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130524-00000009-jij-sctch

 ベンガルトラのうち、白い体に黒っぽいしま模様があるホワイトタイガーは、ただ一つの遺伝子が変異し、赤や黄色の色素ができなくなって生じることが分かった。北京大などの研究チームが中国広州市のサファリパークにいるホワイトタイガーと通常のベンガルトラのDNAを解析し、23日付の米科学誌カレント・バイオロジーに発表した。
 ホワイトタイガーは1500年代からインド亜大陸で目撃された記録があるが、1958年を最後に野生での生息は確認されておらず、世界各地の動物園などで飼育されている。
 今回発見された遺伝子変異は毛などの色以外に影響を及ぼさず、ホワイトタイガーに死産などが多いのは、近親交配が繰り返されたことが主因と考えられるという。 
 体のメラニン色素には、黒や茶色の「ユーメラニン」と赤や黄色の「フェオメラニン」がある。DNA解析の結果、ホワイトタイガーは「SLC45A2」と呼ばれる遺伝子が変異し、フェオメラニンを合成できないことが分かった。この遺伝子が変異した例はマウスやウマ、ニワトリ、メダカで見つかっており、ヒトでも報告例があるという。
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