都美術館で「マウリッツハイス美術館展」-フェルメールなど50作品 [ニュース]

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120717-00000058-minkei-l13

 東京都美術館(台東区上野公園、TEL03-3823-6921)で現在、特別展「マウリッツハイス美術館展 オランダ・フランドル絵画の至宝」が開催されている。(上野経済新聞)

 展示作品には17世紀を代表する画家フェルメール最初期の「ディアナとニンフたち」やレンブラント最晩年の「自画像」をはじめ、ルーベンス、ハルス、ライスダール、ヴァン・ダイク、ヤン・ブリューゲルなど西洋美術史に大きな影響を及ぼした作家の名前が並ぶ。

 中でも注目を集めるのが、日本で12年ぶりに公開されるフェルメールの「真珠の耳飾りの少女」。内覧会で、マウリッツハイス美術館の学芸員、レア・ファン・デァ・フィンデさんは「少女を描いた作品で最も有名で最も美しい作品。19世紀末、あるコレクターが2ギルダー30セントで購入したものが後に寄贈された」と話す。6点が並ぶレンブラント作品への注目も促し、弟子にあたるファブリティウスの小品「ごしきひわ」を見どころに挙げる。32歳で早世したが彼の作風はフェルメールに影響を及ぼしたという。

 オランダのハーグにあるマウリッツハイス美術館は元個人邸で小規模ながらも名品を所蔵することで知られる。同展では約50点を企画棟の3フロアにわたってゆったりと展示し、特に「真珠の耳飾りの少女」は誘導用のロープがめぐらされた1室の奥に展示。多くの入場者が鑑賞している。

 開館時間は9時30分~17時30分(金曜は20時まで)。月曜休館。観覧料金は、一般=1,600円、学生=1,300円、高校生=800円、65歳以上=900円、中学生以下無料。9月17日まで。

マウリッツハイス美術館 フェルメールの魔術 (1/4)


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